2年程前に立ち寄った箱根のポーラ美術館のアプローチ空間がとても印象的だった。ヒメシャラの大木を残しながら、大胆に割肌のピンコロ舗装で地をつくって、ガラスやステンレスなどの小施設を引き立てる。ミニマムだけど質感がある。
写真を見返してみて改めて、こういう空間好きだなーと思ったりして…
が、現地では気付かなかったのだが、よく見ると主動線上のピンコロの目地モルタルが増し打ちされている。
「歩きにくい!」などのクレームがあったのか、最低限の改修がなされていた。
確かにベビーカーでも押している時だったらその歩きにくさ、押しにくさにイラッと来たかもしれない。
ヨーロッパではパブリックな場所でも普通に使われているピンコロ舗装だが、日本での使用はそれなりの覚悟が必要なのだ。