愛知県立芸術大学

久しぶりにゾクゾクする空間に遭遇してしまった。
故 吉村順三氏設計の愛知県立芸術大学
緩い傾斜地(丘陵地)に校舎や寄宿舎が程よいスケール感を持ちながら配置されている。
低く抑えられた建物と建物をつなぐ渡り廊下や軒の水平ラインが、かっこいい。
かっこいいけど威圧的でないのがすごい。
(すごいとかかっこいいとかなんて稚拙な表現力!)

1966年創立ということで、すでに約半世紀が経過しているため、樹木も風格を増し、建物をより惹き立てているように感じる。と同時に老朽化も否めない・・・

事前情報をあまり持たずに行ってしまったが、調べると、老朽化によるなし崩し的な建替えが問題になっているらしい。
「吉村順三の仕事を今、学ぶ」とキャンパスの大規模改修問題を追う>>
DOCOMOMO JAPAN 選定にも入っているが、私が訪れた時にはすでに外人校舎などは跡形も無く、立派な音楽学部棟が新築されていた。次に行く時はどうなっているのだろう。吉村氏のデザイン意図が継承されることを祈るばかり・・・
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