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2005.02.10-13    対馬での生物調査

長崎県対馬市は九州本土と韓国の間に浮かぶ島です。その対馬の北側に位置する上県(かみあがた)町の田ノ浜という小さな村では、現在「ほ場整備」(田んぼを使いやすくするための区画整理のようなもの)が進行中です。
工事区域周辺にはツシマヤマネコ(絶滅危惧種)が生息しており、それに影響が及ばないような整備計画とすることが重要課題です。 そのため、ツシマヤマネコとそのエサである生物たちを守る計画を立てるための調査が着々と進んでいるわけです。
・・・ 今回はカエルの卵を重点的にチェックしてきました。(=工事前後のカエルの生息数変動を調べるということです)



放棄された水田は次々とヨシ原に変わっていきます。ほ場整備によって耕作しやすい田んぼ形状になれば放棄される面積も減るでしょうか。


ツシマアカガエルの卵。
1つの卵塊には100前後の卵が。
チョウセンヤマアカガエルの卵。でかいです。
1卵塊の卵の数はツシマアカ(←)の10倍くらいで
大きいものには1700個近く含まれていました。

足跡は生息動物の重要な証拠。左からカモ、サギ、そしてツシマヤマネコ!プクプクした肉球が愛らしい!!
・・・そして3月に続く・・・