白神山麓窓山地区デザイン (2007年実施コンペ:最優秀賞)
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主催:白神山麓・窓山デザインコンテスト実行委員会
作品タイトル:窓山再生の森

デザインコンセプト:白神山麓にある窓山地区は、過疎化によって里地・里山文化やマタギ文化の衰退が進行している。当計画ではこれからの窓山地区の再生に向けて、単なるハコモノをつくるのではなく、白神の豊かな自然や今まで使われてきた土地の記憶を活かしながら、人が集うことによって活力を取り戻すことができるようなランドスケープの提案を行った。
 地区の中心となる「マタギキャンプ場」を、自然の中に宿泊しながら農林業等を体験することができるように、自然林と農地の間に配置した。そこでは地域住民やガイドによるマタギ文化のレクチャー(狩猟・料理等)・マタギ小屋建設・炭焼きワークショップ等も定期的に開催し、多くの人へ当地域に伝わる伝統文化や生活の知恵を伝承する。
 その他、若手芸術家や子供達によるアートの屋外展示を行う「アートの森」や、田畑や森の恵みの収穫を祝う「祭広場」、ブナの自然林を観察できる「自然観察の森」など、人の活動の場の設定と、それらをつなぐ「窓山散策ルート」の設定が当計画の大きな骨格となっている。
 この土地にしかない自然の恵みとそれを活かし伝える人々の存在が、将来的な窓山の再生につながり、ランドスケープ計画はその舞台創出の役割を担っている。

コンペ提出案